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もしかしてカンジダ症かも?と思ったら

2019年06月22日
危険なウィルス

カンジダ症は、カンジダ菌という真菌によって引き起こされる膣炎です。
なにをしたから発病するわけではなく、健康な人の皮膚や粘膜にも常に存在する常在菌のひとつです。
このカンジダ菌がなにかのきっかけで異常に繁殖すると、膣カンジダを発症します。
カンジダ症は1度治療を行い完治したと思っても、ホルモンバランスが乱れたり、免疫力が低下したときなどに再び増殖して、再発する危険もあります。

カンジダ症は体内の常在菌が原因となるので、誰でも発症する可能性がある疾患です。
女性の性器感染症のなかでも多い病気で、10代から50代の女性の5人に1人が経験しています。
通常は常在菌もバランスは整っているのでカンジダ菌の増殖は抑えられて大量に繁殖することはありません。
ですが、妊娠してホルモンバランスが崩れたり、ストレス・糖尿病・ステロイドの使用・抗生物質の使用などによる免疫力の低下、それに高温多湿の環境因子等などがカンジダ症を引き起こしてしまいます。

カンジダ症の症状は外陰部の痒みと、おりものの量が増えることが主です。
外陰部の痒みと共に、カンジダ菌に感染することで炎症が強い場合は痛みも出ます。
そしておりものは、ヨーグルトやカッテージチーズのように白く濁った色をしています。
これが下着に付着して、カンジダ症に気付くことが多いとされます。
感染が進行することで膣内と陰部の炎症が見られ、発赤が現れると同時に浮腫や熱っぽさ、それに性交時の外陰部の痛みも症状として現れます。

カンジダ症の治療方法は、エンペシドが治療薬として用いられます。
エンペシドはクロトリマゾールという、カンジダアルビカンス(菌)に対して強い抗菌作用があります。
膣錠は水分によって発砲しながら崩壊し、膣内にクロトリマゾールを効果的に広げて行きます。
同じクロトリマゾールの治療薬でクリームタイプもあります。
膣錠を使う方法が難しいという場合、クリームを選んでみると使い易いかもしれません。
クリームタイプの治療薬にはニゾラールクリームという医薬品も存在します。
ニゾラールクリームの使い方や効果はどのカンジダ治療薬と一緒なので安心して使用することができます。

エンペシドは副作用も殆どなく、まれに熱感や刺激感・疼痛などがみられます。
フォルカンは膣錠ではなく、1日1錠を1回服用します。
フォルカンも副作用は殆どないのですが、稀に健康な人でも下痢や食欲不振・発熱などの症状が見られます。

カンジダ症は再発する!日常生活で気をつけること

カンジダ症の治療にはフォルカンやエンペシドが効果的です。
きちんと治療していても、体調の変化によって、再発することが多いのもカンジダ症の特徴でしょう。
ガードルなど締め付ける下着を日常的に着けていたり、お風呂で清潔にするつもりが膣内の酸性度を下げてしまってカンジダ菌を繁殖させる原因になることがあります。

カンジダ症を再発させないためには、日頃から注意することがいくつかあります。
それは、カンジダ菌が高温多湿を好むということ、それに免疫力やホルモンバランスを整えることが重要なのです。
免疫力が落ちれば、当然ながら常在菌のバランスが崩れて身体に悪さをする菌も増えてしまいます。
ですから、免疫力を低下させないように食事は1日3回、タンパク質など身体に必要な栄養をきちんと摂るようにしましょう。
十分な睡眠を摂ることも大切で、人は眠っている間に免疫力も回復させます。

それから、女性の下着についてです。
カンジダ症は菌が高温多湿の場所を好み、体温や生理などでこの環境下となるのが下着の中です。
出来るだけこまめに下着を取り替えるほか、化繊など蒸れやすい繊維の下着は止めましょう。
通気性の良いものを着けて、締め付けるものも避けるようにします。
下着を清潔に保つつもりのパンティライナーも、蒸れの原因となります。
着けるときには、下着と同様にこまめに取り替えることをお薦めします。

もうひとつは、お風呂での石鹸の使い方です。
陰部の匂いを気にする余り、石鹸を使いすぎてしまうと、人が持つ皮膚のバリア機能が下がっていき感染し易い状態を作ります。
それに消臭スプレーや防臭加工されたパンティーライナーを長時間使うことで、カンジダ症に感染する確率を高めてしまいます。