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性器・口唇ヘルペスには抗ウイルス剤のバルトレックス

2019年08月27日

性器ヘルペスも口唇ヘルペスもヘルペスウイルスの一種が原因となって発症する病気です。
口唇ヘルペスは主に唇を中心に症状が出る病気で、性器ヘルペスは性器周辺に症状が出るという点が特徴です。

抗ウイルス剤を使って治療を行うと、ウイルスの増殖を防ぎ、症状がこれ以上強くなることを予防します。
抗ウイルス剤はヘルペスウイルスに対応しているタイプのものを使用して治療をします。
いくつかの種類がありますがバラシクロビルを主成分とするバルトレックスという薬が主に使われています。

バラシクロビルはヘルペスウイルスが増殖してく過程の中で、DNAの複製を阻害することで増殖を防ぐ効果があります。
ウイルスは自分自身の細胞のDNAの数を増やすことで、次々と新しいウイルスを作っていきます。
その過程の途中を阻止することで、それ以上の数に増えることを抑制します。

この時に大切なことは、症状が軽いうちにバルトレックスの服用をすることです。
この薬の作用はウイルスが増殖する過程をブロックすることなので、数が増え過ぎてしまうと症状を和らげることはできません。
すでにウイルスの数が増えていたとしても、それ以上になることを防げるので効果はありますが、増えてしまったものを戻すことはできません。

そのため、症状が起こってすぐに気付いて、できる限り早くバルトレックスの服用を開始すれば、症状を最小限に抑えることが可能です。
これは初めて感染をして症状が出た時も再発をした時も同じです。
どちらの場合も症状が軽いうちに治療を開始することが重要なので、すぐに服用できるよう準備しておくと安心です。

また、それ以外の使用法としては再発を予防するために、継続して服用を続けるという方法もあります。
これは、症状が起こる前からバルトレックスを継続して飲み続けることで、ウイルスの働きを抑えて再発を予防すると同時に、もし再発をしてしまっても軽症で済ませられるという効果があります。

ヘルペスに効く薬、性器と口唇は同じ?

ヘルペスの治療で使われるベルトレックスという薬は口唇ヘルペスにも性器ヘルペスにも同じように使えます。
口唇ヘルペスと性器ヘルペスは元来は、原因となるウイルスの種類は別のものです。
さらに同じヘルペスウイルスの仲間で発症する病気に水痘と帯状疱疹があります。

水痘は小さい頃によくかかる感染症で水ぼうそうと呼ばれているものです。
帯状疱疹は水ぼうそうにかかった人が大人になってから、水ぼうそうを起こすウイルスにより再発をしたものです。
これらも同じヘルペスウイルスの仲間が原因となっています。
しかし、細かく原因の種類を分けると口唇ヘルペスのウイルスと性器ヘルペスのウイルス、水痘・帯状疱疹のウイルスは別の種類になります。

しかし最近は性行為の中でオーラルセックスをする人が増えており、今までは性器ヘルペスのウイルスだったものが口唇ヘルペスを起こすことが増えています。
また逆のことも同時に起こっており、どちらが原因で症状があらわれているのかが、曖昧になってきています。

今までは症状があらわれている部位と原因となるウイルスで病名を分けていましたが、現在では、その違いがはっきりとはわからなくなっているという現状です。
しかし、治療をする時には同じ薬を使うので、原因がどちらだったとしても問題はないでしょう。

治療に使われるバルトレックスという薬は副作用が少なく、子どもにも使用されているほど安全性の高い薬です。
あらわれる可能性のある副作用には、頭痛、眠気、吐き気、下痢、むくみなどがあげられていますが、起きたとしても軽度のものだけでしょう。
とても安全性が高いので、もしヘルペスの症状が出ている時には、できるだけ早く治療を開始して重症化を防ぎましょう。