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知っておきたい、性病と流産の関係

2019年10月09日

性病は主に性行為をすることで感染していく病気です。
粘膜を通じて感染するので、キスをしただけでうつってしまう性病もあります。
性病は主に性器にかゆみや水ぶくれができる病気だと思われていますが、実はそれ以外にも大きな影響を与えてしまいます。

例えば、性病にかかっていると子宮の状態が悪くなってしまうので妊娠しにくい体になってしまうことは知られていません。
妊娠したとしても、子宮ではなく他の場所に着床してしまう子宮外妊娠になってしまうこともあるでしょう。

さらに、性病の中には子宮の中に感染してしまう病気もあります。
この状態になると子宮は頻繁に収縮を繰り返すので、早産や流産につながってしまいます。
出産しても早産と言うのは胎児にリスクが出てしまいますし、流産という残念な結果になってしまったら大変です。

おまけに、出産時に性病にかかっていると胎児が産道を通る際に感染してしまう可能性もあります。
この影響は強く、生まれた赤ちゃんが結膜炎や肺炎になっていたり、呼吸器乳頭症や皮膚炎になることも多いです。

梅毒は性病の中でも感染力の強いことで知られますが、おなかの中の胎児を奇形にしてしまったり、死亡率を高めて流産につながってしまいます。
非常にリスクの高い病気ですが、梅毒の場合は妊娠中に治療することが出来るので、早く治すようにしましょう。
産道で感染してしまう性病の場合は、自然分娩ではなく帝王切開により出産することも多くなります。

性病の中にはかゆみや痛みなどがなく、自分で気づかないというものもあります。
そのため、妊娠してから自分が性病であることがわかり、驚いたという女性も少なくありません。
けれども、自分だけでなくお腹の赤ちゃんにも影響が出てしまうので、日ごろから意識を高める必要があります。
流産という結果につなげないようにするためにも、日ごろからの予防が非常に大切です。
もし性病であることが分かったら早めに治療しましょう。

妊娠したら受ける性病検査

産婦人科や婦人科というのは、女性にとって苦手な場所だと言っても過言ではありません。
しかし、妊娠すると自分の状態と胎児の状態を知り、スムーズな出産をするために受診する必要があります。

妊娠すると、いくつかの性病検査が義務付けられています。
産婦人科によっては、妊婦検診で定められている以外の検査をしてくれるところも少なくありません。
検査は血液検査や膣分泌液によって行われます。
出産の際には出血があるので、病院側の院内感染を防ぐためにも検査は必要です。

妊娠をすると定期的に検診が行われますが、このときに一緒に性病の検査も行ってくれます。
感染が分かるのはクラミジアや淋病、梅毒などです。
病気が分かった段階で、梅毒などは妊娠中でも治療が行える病気です。
中には妊娠中に使える薬がないなど、積極的に治療ができないケースもあります。
もし性病が判明したら、医師と相談してどうするかを決めていきましょう。

妊娠したら性病検査は誰もが受けますが、もし妊娠を希望するのであれば妊娠前から検査をしておくと安心です。
性病は性行為だけでなく、下着の蒸れなどで発症するものもあります。
1度かかると症状がなくなっても体内にウイルスが存在し、抵抗力の落ちた時にまた再発するというケースも多いです。
妊娠中はただでさえホルモンバランスがいつもとは違う状態なので、再発しやすい時期と言えます。

妊娠や出産にとって、性病と言うのはいい影響はありません。
日ごろからの注意と、自分の状態を正確に知ることが大切です。
もし性病であることがわかっても、落ち着いて対処するようにしましょう。
性病検査は1回目に血液検査を行い、2回目に膣分泌液で行うなど何度か行うこともあります。